最近、短歌にハマる人がじわじわ増えています。
SNSや書店、投稿サイトを見ていると、「久しぶりに短歌を作った」「読む専門だったけど自分でも詠んでみた」という声をよく見かけます。
一見すると古典的な文芸なのに、なぜ今、短歌なのでしょうか。
短歌って、あらためてどんなもの?
短歌は
五・七・五・七・七
合計31音で気持ちや情景を切り取る、日本の伝統的な詩のかたちです。
俳句より少し長く、
詩やエッセイよりずっと短い。
この「ちょうどよさ」が、今の感覚と相性がいいのかもしれません。
昔のもの、というイメージが変わった
短歌というと、
- 古語が多い
- 難しそう
- 文学の授業で習うもの
そんな印象を持っていた人も多いはずです。
でも最近は、
- 日常会話そのままの言葉
- スマホ、仕事、恋愛、孤独など現代的なテーマ
- 読んだ瞬間に意味が伝わる短歌
が増え、一気に身近な表現になりました。
短歌が今の時代に合っている理由
① 感情を「整理する」のにちょうどいい
31音という制限があるからこそ、
感情をそのまま吐き出すのではなく、削りながら整えることになります。
・何が一番言いたいのか
・どの言葉を残すのか
考えているうちに、気持ちが少し落ち着く。
短歌は、感情のメモ帳みたいな役割も果たしてくれます。
② SNSとの相性がいい
短歌は短いので、
- X(旧Twitter)
- note
- Instagramのキャプション
などにもそのまま載せられます。
長文を書く気力はなくても、
31音なら「今日はこれだけ書いてみよう」と思えるのが強みです。
③ 上手くなくていい
短歌に正解はありません。
- 技法を知らなくてもいい
- 評価されなくてもいい
- 自分が「しっくりきた」ならそれでいい
このゆるさが、創作に苦手意識のある人にも受け入れられています。
短歌を始めると、日常の見え方が変わる
短歌を詠み始めると、
- 何気ない帰り道
- コンビニの明かり
- ふとした一言
こうしたものに、少しだけ意識が向くようになります。
「これ、短歌になるかも」
そう思った瞬間、
いつもの日常が、ほんの少しだけ特別に見えるようになるのが不思議です。
読むだけでも、十分楽しい
詠むのはハードルが高い、という人は
まずは読むだけでもOK。
最近は、
- 現代短歌のアンソロジー
- テーマ別の短歌集
- SNSで流れてくる一首
など、入り口がたくさんあります。
一首読んで「分かる」と思えたら、それだけで十分です。
まとめ|短歌は「小さな余白」
短歌は、人生を変えるものではないかもしれません。
でも、
- 忙しさの合間
- 言葉にできなかった感情
- なんとなく残った一日
そんなものを、そっと置いておける場所にはなります。
もし最近、言葉にできない何かを抱えているなら、
31音に収めてみるのも悪くないかもしれません。

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