アメリカのコストコで販売されている花粉症(アレルギー)薬は、
“効きが強い”“眠くなりにくい”“安い” の三拍子で、日本の花粉症ユーザーにも人気が高まっています。
しかし、アメリカの薬は 成分規制・販売制度・容量 が日本とまったく異なり、
効果が強い一方で注意すべき点も多い商品群です。
本記事では、アメリカのコストコで実際に売られている主要アレルギー薬を中心に、
日本との違い・メリット・デメリット・安全性 を整理します。
1. アメリカのコストコで買える花粉症薬の代表
アメリカのCostcoでは、ブランド薬のジェネリック(PB商品)が大量に販売されています。
中でも代表的なのは次の3種類です。
- ① Kirkland AllerClear(ロラタジン)
- ② Kirkland Aller-Tec(セチリジン)
- ③ Kirkland Aller-Fex(フェキソフェナジン)
- 理由① 成分含有量と許容量が日本より多いことがある
- 理由② 処方薬レベルの即効性がある成分が市販でも手に入りやすい
- 理由③ コストコのPBが圧倒的に安く、継続しやすい
- 違い① “眠気の出にくさ”の優先度が高い
- 違い② 日本ではOTC販売できない成分が入る製品がある
- 違い③ 大容量で非常に安い
- 注意点① 日本の基準では“強すぎる”場合がある
- 注意点② 個人輸入は薬機法の対象で、制限あり
- 注意点③ 眠気は“ほぼない”とは限らない
- ■ ロラタジン(Loratadine)
- ■ セチリジン(Cetirizine)
- ■ フェキソフェナジン(Fexofenadine)
- ■ スドエフェドリン(Pseudoephedrine)
① Kirkland AllerClear(ロラタジン)
※クラリチン(Claritin)と同成分
- 成分:Loratadine 10mg
- 特徴:眠くなりにくい第二世代抗ヒスタミン薬
- 効果:鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、皮膚のかゆみ
- 価格:365錠入でも20〜25ドル程度(異常なコスパ)
→ アメリカの花粉症薬の中でも、最も“日常使い向き”。
② Kirkland Aller-Tec(セチリジン)
※ジルテック(Zyrtec)と同成分
- 成分:Cetirizine 10mg
- 特徴:即効性が高い・効きが強いタイプ
- 副作用:人によっては眠気あり
- 価格:365錠で15〜20ドル
→ 「効きがいい」という評判の多くはこのセチリジン系。
③ Kirkland Aller-Fex(フェキソフェナジン)
※アレグラ(Allegra)と同成分
- 成分:Fexofenadine 180mg
- 特徴:眠気が出にくい・1日1回でOK
- 価格:180錠で12〜18ドル
→ 日本で一般的なアレグラのジェネリック版。
→ 外回り、運転職、集中作業のある人に人気。
2. 「アメリカのコストコの薬は効く」と言われる理由
理由① 成分含有量と許容量が日本より多いことがある
アメリカは成人向けOTC(市販薬)で成分量の上限が高く設定されており、
同じ成分でも日本より“強め”の製品が普通に売っていることがあります。
理由② 処方薬レベルの即効性がある成分が市販でも手に入りやすい
日本だと医師処方が必要な成分が、
アメリカでは市販薬カテゴリにあることも珍しくありません。
(例)Pseudoephedrine(スドエフェドリン)などの強力な鼻詰まり改善成分。
理由③ コストコのPBが圧倒的に安く、継続しやすい
アメリカのCostcoはPB製品が“業務用品レベルの大容量”で販売されます。
例:ロラタジン365錠 → 1年分が2,000〜3,000円相当
日本の同成分薬 → 数十錠で同価格帯
→ 継続が必要なアレルギー症状にとって価格の差は大きい。
3. 日本の花粉症薬との違い
違い① “眠気の出にくさ”の優先度が高い
アメリカでは「眠気の出ない抗ヒスタミン薬」への需要が強く、
第二世代(眠くなりにくいタイプ)が圧倒的に主流。
日本ではまだ第一世代が市販薬に多く残る。
違い② 日本ではOTC販売できない成分が入る製品がある
特に鼻詰まり改善系(デコングスタント)には規制の差が大きい。
違い③ 大容量で非常に安い
→ 日本の3〜5分の1以下の価格帯。
4. 効きやすい一方で注意点も大きい
注意点① 日本の基準では“強すぎる”場合がある
- 作用時間の長さ
- 成分量
- 他の薬との飲み合わせ
→ とくに高齢者・基礎疾患持ちは要注意。
注意点② 個人輸入は薬機法の対象で、制限あり
- 薬を輸入する場合は「個人使用目的」の範囲
- 大量購入はNG
- 販売目的は違法
注意点③ 眠気は“ほぼない”とは限らない
セチリジン(Aller-Tec)は眠気の報告が増えやすい。
5. カークランド製アレルギー薬の選び方(タイプ別)
とにかく眠くなりたくない
→ AllerClear(ロラタジン)
→ Aller-Fex(フェキソフェナジン)
とにかく効き目優先
→ Aller-Tec(セチリジン)
鼻詰まりがひどい
→ Pseudoephedrine系入りの複合薬(アメリカのみ)
※日本人は扱いに注意
6. 日本で買える“アメリカ薬と同成分”の代替薬リスト
アメリカのコストコ薬は人気ですが、
薬機法の関係や体質の問題で「同じ成分を日本で買いたい」という人も多いため、
主要成分ごとに日本で入手できる市販薬を整理します。
※成分量は商品・国ごとに異なるため、あくまで“同じ有効成分を含む”という意味です。
■ ロラタジン(Loratadine)
※アメリカの「AllerClear」と同成分
※特徴:眠気が出にくい第二世代抗ヒスタミン
日本で買える市販薬
- クラリチンEX(大正製薬)
- ロラタジンOD(各社)
- ロラタジン配合ジェネリック各種
向いている人
- 眠気を避けたい
- 気軽な日常使いをしたい
- アメリカPBのロラタジンをよく使う人
■ セチリジン(Cetirizine)
※アメリカの「Aller-Tec」と同成分
※特徴:効果が強めで即効性があり、眠気が出る人もいる
日本で買える市販薬
- ストナリニZ(佐藤製薬)
- セチリジン塩酸塩配合薬(ジェネリック多数)
向いている人
- 反応が強いアレルギー体質
- 鼻水・目のかゆみが重い
- “効き目優先”のアメリカ薬を使っていた人
■ フェキソフェナジン(Fexofenadine)
※アメリカの「Aller-Fex」と同成分
※特徴:眠気の出にくさ最上位クラス
日本で買える市販薬
- アレグラFX(久光製薬)
- フェキソフェナジン塩酸塩配合薬(ジェネリック多数)
向いている人
- 仕事で眠気を絶対避けたい
- 運転や会議が多い
- 長期的に少量でコントロールしたい
■ スドエフェドリン(Pseudoephedrine)
※アメリカでは鼻詰まり改善薬として市販で広く流通
※日本では規制が強く、一般のドラッグストアではほぼ“買えない”
日本での状況
- 基本は 処方薬扱い
- 市販薬の多くは フェニレフリン(PE) に置き換えられている
- アメリカの“強い鼻詰まり止め”をそのまま期待するのは難しい
日本で一般入手できる近い選択肢
- ナザールスプレー(血管収縮剤)
- アレジオン鼻炎スプレー などステロイド系スプレー
※点鼻薬は長期使用不可のため注意。
7. アメリカ薬→日本薬に切り替える際のポイント
① 成分量が低めでも効果は十分出る場合がある
アメリカ薬は“強い”ため、
日本薬に切り替えるとちょうど良い強さになる人が多い。
② 眠気の出方は日本薬のほうが予測しやすい
日本は副作用基準が厳しいため、
日常生活での安全性は日本薬のほうが安定している。
③ 鼻詰まり重視の人は“スプレー併用”が効果的
日本は飲み薬だと強いデコングスタントが買えないため、
スプレー併用が王道。
④ 長期使用なら“日本薬のほうが体に合う”ケースも多い
とくにセチリジンの眠気問題は
日本のユーザーで起こりやすい。
8. 日本の薬でアメリカ薬並みに“効き”を出す組み合わせ
■ アレグラFX(眠くならない)+ アレジオン鼻スプレー
→ 会議・運転のある人向け
■ セチリジン系市販薬+ ナザールα
→ 鼻づまり重視の人向け
■ ロラタジン系薬単体
→ 体質が軽い人・日常使い向け
まとめ:アメリカ薬の代わりは日本でも十分可能
アメリカのコストコ薬はコスパが非常に高いですが、
日本でも同じ成分の薬は普通に購入できます。
- ロラタジン=クラリチン系
- セチリジン=ストナリニZ系
- フェキソフェナジン=アレグラ系
アメリカ薬ほど大容量で安くはないものの、
副作用管理・保険制度・成分規制のバランスを考えると
日本薬のほうが使いやすい場面は多い のが実情です。

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