桐野夏生『グロテスク』

私が一番好きな桐野夏生先生の作品『グロテスク』について紹介します。

この作品は『東電OL殺人事件』を元にしたフィクション作品になってます。

*この事件についてはまた別の記事で深掘りしようと思います。

         妬み    嫉み   が盛りに盛られた

大好物 の物語です。(笑)

美人の妹と普通の容姿の姉(主人公)

妹はそんじゃそこらの美人ではなく、まるで作り物のような。。。

この妹の堕ちていく姿が本当に観ていられないのです。

ただ、こうゆう幸せの価値観って自分基準な気がして

物語が進んでいくとこうなって行くのは必然で

堕ちることが何故か最初からわかるんですよね。

美しい鳥も都会にいたらただの鴉になった

山では木の実を食べたのに、ここではゴミを漁るだけ

そんな感想を持ちました。

是非、読んで欲しいので雰囲気だけで書きました。

桐野先生の作品は生々しい人間の心情を描いたものが多いので

そうゆうものが好きな人にはおすすめです!

書評 5.0