鹿島田真希『少年聖女』

タマと武史の純愛ストーリー

タマはどこか足りていない女の子

不思議な少女のタマは難しいことがわからない

恋愛も 社会も

武史は社会に疲れたそんなありふれた男

タマの純真無垢な姿に混乱しながらも

次第に惹かれていく

持たざるを持っている

矛盾が人間なのだと気付かされた作品です。

堕ちていくことは時に心地よい

頑張らなくていいよと言われると安心するそんな作品です。

タマという愛くるしい存在が読者も恋に落ちて行くように感じました。

書評 4.8