遠野遥『破局』恋とはなんなんだろう。一緒にいて落ち着くこと?笑顔が絶えないこと?または名声?正解は・・・

こんにちは!只野です!今回は以前から気になっていた遠野遥さんの『破局』をご紹介します!そもそも遠野さんの見た目に惹かれてこの本を手に取りました(笑)すごいミステリアスでカッコいいですよね!

それでは、作品の内容に入っていきます。まず、気になったのが文章の一文の短さですね。遠野さんの喋り方のイメージもあり、どこか客観的にみているような、主人公の感情が薄いように感じます。最初は気になって読みづらいと思ったのですが読み進めるごとにどんどん深みにハマっていきます!

物語は主人公の大学4年生の側から見れば頭も良く、スポーツも、魅力的な彼女もいる完璧な男だが、自身のアイデンティティーを外部に委ねている。

そんな時に魅力的な後輩が現れるのだが彼女の『何に』惹かれたのだろうか?この部分がこの小説の核になっていると思います。人は色々な要因から恋をします。性格、顔、体、声、仕草、お金 どれをどう判断しているのかを確認させられる作品です。個人的にはこの後輩ちゃんが可愛くて可愛くて仕方ありませんでした(笑)