フリマアプリ「メルカリ」で取引をしていると、必ず行うのが「取引評価」。
評価は 取引相手への感謝を伝える手段 であると同時に、次回以降の取引の参考になる情報 という役割も担っています。
メルカリの評価機能の変更点
メルカリでは2020年に仕様変更があり、取引評価の表示は「最新100件のみ」となりました。
過去すべての取引が並ぶよりも、直近の評価だけに絞られることで、利用者は「今の取引態度」を基準に判断できるようになりました。
良い評価と悪い評価の違い
- 良い評価:スムーズで丁寧なやり取りができたとき
- 悪い評価:「説明不足」「発送が遅い」「対応がそっけない」など、誤解や不満があったとき
実際に、メルカリでの取引の99%は「良い」評価で終わっています。
しかし、ちょっとした誤解で「残念だった」がつくこともあるので、事前の対策が大切です。
良い評価を積み重ねると売れやすくなる効果
メルカリでは、良い評価が多い出品者は自然と「安心して取引できる人」と見なされます。
購入者は出品者のプロフィールや評価を確認してから買うことが多いため、良い評価が多いほど「この人からなら安心して買える」と思われ、結果的に 商品が売れやすくなる効果 があります。
また、良い評価が多い出品者は、値下げ交渉でも有利に働くことがあります。
「きちんと対応してくれる人だから少し高くても安心して買いたい」と思わせられるからです。
つまり、評価は単なる記録ではなく、信頼を数値化した「資産」 とも言えます。
日々の小さな気配りが、長期的に大きな販売力につながっていくのです。

悪い評価を避けるための事前対策(具体例付き)
1. 商品説明を丁寧に書く
- NG例:「使用感あります」
- OK例:「2年間使用。表面に細かいスレあり(3枚目写真参照)。大きな破損はなし」
細かい情報を記載し、写真で補足することで誤解を防げます。
2. 写真をわかりやすく撮る
- NG例:暗い部屋で1枚だけ
- OK例:明るい場所で、正面・側面・裏面・傷の部分を複数枚
自然光で撮影すると色味が実物に近くなり、トラブルを減らせます。
3. 発送を迅速におこなう
- NG例:発送目安「1〜2日」なのに3日後に無連絡で発送
- OK例:「本日中に発送します」「明日の午前に持ち込み予定です」と一言連絡
遅れそのものよりも「無連絡」に不満を持たれやすいので注意。
4. 丁寧なメッセージ対応
- NG例:無言で取引完了
- OK例:「ご購入ありがとうございます」「無事に届いて安心しました」
短い一文でもやり取りがあると、安心感から自然に「良い」評価につながります。
実際の失敗例
「新品未使用」と出品していたが、外箱に汚れがあり「中古では?」と誤解され、「残念だった」評価になったケースがあります。
→ 外箱に汚れありと記載していれば防げた誤解でした。
買う側が評価するときの注意点
取引評価は出品者だけでなく、購入者にとっても大切な役割があります。評価の仕方ひとつで、相手の今後の取引に大きな影響を与えるため、以下の点に気をつけましょう。
1. 感情的にならない
届いた商品に不満があった場合でも、まずは取引メッセージで相談しましょう。
「思っていた色と違った」など、主観的な不満だけで「悪い」評価をつけるのは不公平になることもあります。
2. 問題があれば事務局に相談する
商品の欠陥や発送遅延など大きな問題がある場合は、評価をつける前にメルカリ事務局に問い合わせを。評価後はキャンセルできないため、冷静な対応が必要です。
3. 感謝の気持ちを伝える
- 「丁寧に梱包いただきありがとうございました」
- 「迅速に対応いただき感謝します」
など、一言メッセージを添えるだけで取引全体がより温かいものになります。
まとめ
メルカリの評価は、自分の取引スタイルを映す「鏡」です。
ちょっとした工夫や配慮で、誤解による悪い評価はほとんど避けられます。
- 説明は丁寧に
- 写真は明るくわかりやすく
- 発送は迅速に
- メッセージは一言添える
これらを意識することで、スムーズで気持ちの良い取引につながり、結果的に良い評価が積み重なっていきます。

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